編集部は三省堂の担当者に、どのような経緯で企画したかを聞きました。
国語辞典がそのままスタンプに
何と言っても特徴的なのは、国語辞典をそのままスタンプにしたようなそのデザインです。「了解」であれば、 他にも、同じように「目上に使うのは失礼」とよく言われがちな「お疲れ様」や、SNSやチャットでもよく使われる「すき」「それな」「そう」「むり」「くさ(草)」「チル」「主語が大きい」などちょっとゆるめの言葉も収録。 ネット上では「即買い。これは楽しい」「勢いよく買ったわ」といった声が寄せられていました。 弊社を代表する辞典である『新明解国語辞典』『三省堂国語辞典』の源流にある『明解国語辞典』の刊行からお陰様で本年は80周年を迎えます。 その80周年記念企画として、企画したというのが前提です。 堅い印象を持たれがちな辞書ですが、その面白さをSNS利用者にも再認識していただけないかと思ったところが企画のスタートでもあります。 ――辞書をそのままスタンプにしたようなデザインはどのようにして決まったのでしょうか。 紙の辞書の雰囲気を出したいと考えていました。 イラストもない、文字中心のスタンプですが、辞書らしさを感じていただけると嬉しいです。 ――収録する単語はどのようにして選びましたか? 挨拶とか、相づちをうつとか、実用的であることを重視しました。 語釈と呼ばれる細かい字の部分は読まない方もいるだろうと考え、少なくとも見出しになっている語だけで会話、コミュニケーションが成り立つように考えました。 また、最近の辞書にはいろいろな言葉が載っていることをご存知ない方もいらっしゃるかと思います。 例えば、いわゆる若者言葉の「それな」。この言葉も辞書に掲載されています。 そういったところから、紙の辞書を読んでみようというきっかけにもなるかと思い、選んでいます。 ――先行リリース中でまだ大々的な告知も行っていなかったと思うのですが、このタイミングでSNSで話題になっていたことについてどんなお気持ちですか。 まったく想定外です。非常に驚いています。 ・・・・・ 三省堂の公式LINEスタンプはLINE STOREから購入することができます。気になった方はチェックしてみてください!